喫茶モグラ

Outline

JR上越線土合駅舎内の旧駅務室を改装した喫茶店。
駅の賑わった当時の雰囲気を残した店内は、乗車切符の販売窓口が客席となり、フォトスポットとして人気。
DOAI VILLAGEの宿泊者受付フロントも兼ねる。

Data

JR東日本上越線 土合駅

1931年 開設
1967年 現駅舎完成
1985年 駅無人化
2020年 DOAI VILLAGE・喫茶モグラ 開業

DOAI VILLAGEの宿泊サービス受け入れ開始に先立って、2020年の夏から営業を開始した喫茶モグラ。
土合駅直結の高単価な宿泊サービスで、遠方からの観光客を呼び込むだけでなく、谷川岳の観光のついでに駅の階段を見学に訪れた方や、昔から土合駅を知る地域の方々も気軽に訪れる事のできる仕掛けをつくる事で、この駅ならではの賑わいを生みたいと思い、駅員さんが働いていた駅務室を改装し、喫茶店として営業をしています。
DOAI VILLAGEの開発工事と並行して行った駅務室の改装。
駅が無人化して以降は、冬季の除雪作業用の資材等の物置と化しており、コンコース側にはシャッターが降りていて、室内は見えない状態でした。
「壁は塗り直して、張り紙も全て外して、お貸ししますね」
JRさんは、気を利かせてそう言ってくださったのですが、
「問題なければ、当時の張り紙やメモなどはできるだけそのままで、壁も汚れたままで結構なので、できる限り今のままで使わせてください」とお願いをしました。

たくさんの方から愛される土合駅。その駅の歴史や記憶を大切に、訪れた人が「いい使い方をしてくれたな」と思ってもらえるようにと内装を考えました。
元切符売り場だったカウンターの客席は、コーヒーを飲むお客さんが座っていると、何も知らず駅に入ってきた方が、駅員さんがいると勘違いをして声をかけ、ガラス越しにお互い笑ってやりとりをするという、私達が思い描いた通りの時間が、そこに生まれる様になっています。
また、かつては谷川岳への登山者が寝泊まりをしていた待合室は、不定期で様々な展示を行う喫茶モグラのギャラリーとして活用しています。

無人化となってからは、少し寂しい雰囲気が漂っていた大きな駅舎に、コーヒーの香りが漂い、ここで流れるゆっくりとした時間を求めて、新しい人の流れが生まれました。
その流れの中で、”人が出会う喫茶店”としてこれからも土合駅の物語を紡いでいきます。

Gallery

Action

  • 無人駅そばモグラ

    毎年7月、特別列車”山開き号”が走る日にだけ現れる「無人駅そばモグラ」。土合駅で蕎麦を啜れるのは年に一度この日だけかも?

  • ギャラリー待合室

    喫茶モグラの向かいにある待合室は、不定期開催の展示が行われるギャラリー。無人駅での無人の展示。持ち込みの個展もお受けしています。