2026.07.09

For Old Me 2026.7.4-5

欲しかったあこがれの服、触れたい音、友達でも知り合いでもない大人たち。

ふらっと立ち寄る街角で、若かった頃の自分にそういう出会いがあったら良かったのに───

過去の自分のしょっぱい気持ちと、今の若い人たちのゆううつを少しでも払えたら。そんな思いで開催されたフリーマーケット「for old me」1日目に行ってきました。

土合駅直結のキャンプ施設DOAI VILLAGEで2日間開催された、フリーマーケットイベントです。

まずは会場入り口に掲げられたキルティングのタペストリーがお出迎え。入場者のワクワクを掻き立てます。受付ではオリジナルのショッパーも販売されていました。

梅雨のジメジメを晴らすようなオレンジが眩しい。

for old meオリジナルショッパーを腰に提げる素敵アレンジと素敵笑顔。

出店は個人/店舗入り混じり、それぞれ特色が出ていて見飽きません。

店主の選りすぐりからさらに自分で選びとり、使う日常を彩る贅沢もあれば、有象無象から己のセンスにビビッと来る逸品を探し出す豊かさもありました。

値札にはそれぞれアイテムにまつわるエピソードが綴られており、元の持ち主の人生をちょっと覗かせてもらうような楽しさもあります。

お店の方のこだわりや、ものや人への向き合い方を聞き、自分に無かった感覚を知っていく時間。梅雨の晴れ間、木漏れ日の中で、その日初めて会う人同士で笑顔と語らいが弾みます。

会場には生演奏も響きます。

1日目のライブ1人目は冨沢 仲さん。ギターとアナログシンセを使い、そこで聞こえる環境音とムードに合わせた即興演奏は大気によく溶け、会場全体に涵養していきます。

2人目はサックス奏者のkokiさん。心の毛羽立ちを均すように、うっとりと響く音色。誰もが知るナンバーを選曲していたところに、垣根なく音楽を楽しんでほしいという優しさを感じます。

お二人のセッションも良かったです。

演奏中、機材トラブルによるアクシデントもありましたが逆にそれが味方となり、純粋に意図のある音楽を、みんなが真剣に聴き入る瞬間がありました。空間と人と時間の交差を濃密に感じ、印象的なシーンでした。

フードは水餃子、ビリヤニ、ビール、モヒート、焼き菓子、コーヒー、ワインなどなど。

そのどれもが隠し味のようなひとクセや、店主のこだわり・サービス精神を感じるものばかり。つい全店制覇したくなる吸引力です。

会場の真ん中では、ハンドドリップコーヒーのワークショップもありました。

2日目は幻想的な霧雲に包まれる中、パエリア、エスプレッソ、丼ぶりなど飲食店が入れ替わり。みなかみの野菜で作ったブーケの販売などもありました。

ライブには寺尾紗穂さんを迎えて、土合の自然に、透明な歌声とアップライトピアノの音色が響き、心打つ時間を過ごしました。

大人から若者へ・昔の自分へ・そして若者から大人へ、
見えるもの見えないもの、様々な交換のあった日でした。

昔の私、今のあなた。
今の私、次のあなた。

また来てよ、ちょっと遠いけど、友達とさ!

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