2026.07.27

木を、着る。イヌワシ木材から生まれた、私たちのワークシャツ

森から運び出された木が、紙になり、糸になり、生地になり、今度は一枚のシャツになりました。
今回つくったのは、イヌワシ木材を織り込んだ「イヌワシコットン」のシャツです。

きっかけは、LUSHさんにからイヌワシコットンを紹介していただいたことでした。
もともとLUSHさんは、イヌワシ木材を使った「イヌワシペーパー」を開発してきた経緯があります。その紙を細く撚って糸にし、コットンとともに織り上げたものが、イヌワシコットンです。

木が紙になり、紙が糸になり、布になる。

シャリっとした張りのあるこの生地は、イヌワシの積み木を包む巾着にも使われています。そして今回、その先のものづくりとして、シャツを仕立てることになりました。

まずは、自分たちが着たいものを

第1弾としてつくったのは、私たちが日々着るためのスタッフウェアです。

仕事中に袖をまくりやすいよう、袖口には絞って留められるドローコードをつけました。背中のハンガーループには、小さなワンポイントカラーを。すっきりとしたスタンドカラーと、光沢を抑えたマットなボタンが、きちんとしすぎず、少しカジュアルな表情をつくっています。

イヌワシのロゴタグは、あえてシャツの内側に縫いつけました。空を見上げても、イヌワシはいつも簡単に見つかるわけではありません。そんなイヌワシの姿になぞらえた、ひそかな印です。

自分たちが着たいと思えること。働くときに気持ちよく、動きやすいこと。イヌワシ木材の背景をさりげなく身につけられること。小さな工夫を重ねてできた、私たちのワークウェアです。

夏の風を通す、軽やかな一枚

生地は夏にぴったりの軽やかさで、わずかに透け感があります。紙を使った生地は凹凸として張りがあり、肌離れがよいので汗をかく季節でも心地よく着られます。また、皺になりにくく、洗濯をしても縮みが少ないのが魅力です。

サイズはユニセックスでXSからXLまで。身幅にゆとりを持たせているので、すっきり着たい人も、ゆったり着たい人も、好みのシルエットに合わせてサイズを選べます。

原料となるイヌワシ木材はもちろん、紙から糸を撚る工程、生地を織り上げる工程、そして最後の縫製まで。このシャツが完成するまでのすべてのプロセスを、国内の工場でおこなっています。

森の資源が手元に届くまでのバトンを、国内のものづくりの手で丁寧につないだ一着です。

不揃いな木を、最後まで活かす

私たちは、イヌワシ木材が持つ価値を、できる限り活かす方法を考えています。

森から出る木は、どれも同じ形、同じ太さではありません。まっすぐで規格に合う木だけでなく、曲がった木や細い木もあります。そうした不揃いな木を、ウッドチップや薪にするだけではなく、別のかたちで活かせないか。

紙にすること。香りを抽出すること。積み木にすること。そして、糸や生地にして身につけること。

木を余すことなく使い切ろうと考えると、木材の可能性は少しずつ広がっていきます。イヌワシコットンシャツも、その試みから生まれた一着です。

まずは私たちが働くなかで着ながら、この生地の心地よさや使い方を確かめていきます。イヌワシ木材が次はどんな姿になるのか。これからの展開も、楽しみにしていただけたらうれしいです。